商店街の特徴を教えてください
「ほとめき通り商店街」は、西鉄久留米駅前から六ツ門地区までの7の商店街で構成される商店街です。お客様をあたたかくお迎えし、心のこもったおもてなしをしようという想いを込めて名付けられました。昔から営業している店舗だけでなく、新たに若手がスタートさせた店舗も増えています。
年間を通じて、中心市街地の賑わいづくりのために様々なイベントも開催しています。「土曜夜市」は商店街の名物イベントで、6月末から7月末までの毎週土曜日に開催していますよ。商店街のアーケードが建てられた昭和45年から行っていますから、歴史は長いです。各商店街の店主のみなさんが毎回趣向を凝らして出店してくれています。
他にも、地元久留米の夏のお祭り「くるめ水の祭典」なども、訪れた方をおもてなしするために商店街全体で参加もしています。地元が賑わうのはうれしいことですからね!
思い出深いイベント、開催して良かったと思ったできごとを教えてください
2022年でもう7回目になる「久留米たまがる大道芸」というイベントを、JR・西鉄久留米エリアで開催しています。「たまがる」は久留米の方言で「驚く」という意味です。プロの大道芸人さんだけでなく、地元の大学の大道芸サークルの学生さんも参加してね。商店街のアーケードの下をパフォーマンスしながら練り歩くんです。地元だけでなく県外のお客さんも集まって大賑わい!久留米の秋の風物詩の1つとして、みなさんが楽しみにしてくれているそうで、うれしいことです。
一番街で「パンdeアーケード」というイベントを開催した時も思わぬ反響がありました。有名なパン屋さんを呼んで、露天を開いたら、アーケードの外まで行列ができました!参加店舗のパンのファンが、イベントを聞きつけて集まってくれたようです。
露天が並ぶイベントもですが、来てくださったみなさんが久留米の街を歩いて楽しめるイベントが好評ですね。
イベントを開催する上で大変だったことは何ですか?
イベントに限ったことではないけど、何かを運営するというのは大変なことです。人手を探すのがいつも悩ましい所です。でも、「久留米たまがる大道芸」をはじめ様々なイベントに地元の学生さん達が、運営を手伝ってくれています。幼い時は、お客さんとして商店街を訪れていた子たちが、大人になって活躍してくれるのは頼もしい。
これまでに商店街独自のものや、行政と協力して、様々なイベントを開催してきました。イベントも街づくりも、すぐに成果を出すことは難しいです。8割失敗して、2割成功を収める感じかな。でも、私は失敗も成功も勉強だと思っています。次どうしたらもっと良くなるか、みんなで考えて行動するのが財産になっていきますからね。チャレンジ精神は常に持って挑み続けたいと思っています!
今後はどのようなことをしたい、どんな風になったら良いな!と考えていますか?
久留米の名物品も作りたいけれど、人が育っていくのもいいですね。「久留米たまがる大道芸」にパフォーマーとしても参加してくれる地元大学の学生さんが、プロになってくれたらおもしろいでしょう?世界で活躍する有名人になって、また久留米のイベントに戻って来てくれて、一緒に久留米を盛り上げることができたらうれしい。若手のパワーも期待しています!
今後も、久留米の街全体が盛り上げていけたらと考えています。商店街だけではなく、西鉄やJRの駅沿線に建つ店舗さん、行政なども一体となって、イベントを行いたい。県外の方もですが、まずは、地元久留米の方に、久留米の街を知って愛着を持ってもらいたいです。力を入れたいのは街歩きのイベント!駅も近いから、ゆっくり歩いて見て、お店をのぞいてもらうのが良いと思います。例えば、久留米名物の「久留米ラーメン」。「久留米ラーメン」1つとっても、出しているお店によって、味も見た目も違う。それぞれの店に個性・良さがあるんです。それを、自分の舌や目、自分の足で歩いて五感で味わってもらいたい。久留米の街の良さをじっくりと体験して好きになってもらいたいですね。